地域医療資源を活用した糖尿病性腎症重症化予防

地域への価値提供

地域医療資源を活用した糖尿病性腎症重症化予防

m-MIP:Motivational Interactive Program

マディアは、人工透析治療の主な原因疾患の一つが糖尿病性腎症であることに焦点をあて、地域に根差した薬局が、地域の医療資源として多医療職種と連携して重症化を予防することを検証してきました。マディアは今後も、糖尿病性腎症重症化予防事業を通じて、地域の薬局薬剤師がWHOが重視する「メディカルアドヒアランス」を高める社会システムの1つとなる活動をすすめてまいります。



生活習慣病患者の自己管理を高める社会システムは、患者自身の健康だけでなく継続的に社会や経済にプラスの効果をもたらします。


(株)マディアが北里大学薬学部の協力を得て開発した本邦初の「糖尿病性腎症重症化予防の保健事業」システムでは、 地域に根差した薬局が、その地域における医療資源の一翼として他医療職と連携し、患者の自己効力感を高める活動を行っています。

この活動は長期的には患者の腎機能の改善をもたらすことが認められています。



「地域の医療資源を活用した糖尿病性腎症重症化予防の保健事業」


地域の医療資源を活用した糖尿病性腎症重症化予防の保健事業


マディアが提唱するモデルの特長

  • 継続 主治医と連携して、いつも利用している薬局の薬剤師が支援するため、参加しやすく継続しやすい

  • 共感 地域の食文化や慣習を理解している顔見知りの薬剤師が支援するため、参加者の共感が得やすい

  • 重症化予防効果 6か月間のコーチング支援が修了した後も、通常の投薬、服薬指導の中で、薬剤師が参加者の行動変容を見守り続ける。これにより、6か月間のコーチング支援効果が維持され、長期的な重症化予防効果が得られやすい

  • 持続可能性 事業を通して、医療機関、薬局と自治体の連携が強くなり、地域の保健事業の持続可能性が高まる

  • 波及効果 事業を通じて薬局薬剤師の患者支援スキルが向上し、他の生活習慣病患者の支援にも寄与する



「マディアの事業コンセプト」


マディアの事業コンセプト


プログラムの概要

薬剤師は、6か月間にわたり毎月1回薬局で患者と面談し、自己効力感を高めるコーチングを実施します。



地域の医療資源を活用し、専門職ネットワークが支援
地域の医療資源を活用し、専門職ネットワークが支援


詳細は、厚生労働省のホームページよりご確認ください。長野県松本市での事例として、厚生労働省より公表されています。


医師・薬剤師が連携して保健指導を実施した事例 松本市(長野県)

(厚生労働省 重症化予防(国保・後期広域)ワーキンググループとりまとめ「糖尿病性腎症重症化予防の更なる展開に向けて」2017年7月発表)


「自覚症状のない糖尿病の重症化を防ぐために国民健康保険における糖尿病性腎症重症化予防の取組に関する調査

(地域の薬剤師を起用した保健指導の取組、主治医と薬局薬剤師等の連携による「患者自己管理支援プログラム」の推進 2018年12月28日発表)


成果報酬型事業としての事例

東京都多摩市では、多摩市、多摩市医師会、薬剤師会とマディアでコンソーシアムを形成し、成果報酬型事業として、「多摩市国民健康保険糖尿病重症化予防事業」を実施し、良好な成績を得ました。詳細は、内閣府のホームページにてご確認ください。


内閣府 成果連動型民間委託契約方式(PFS:Pay For Success)ポータルサイト

厚生労働省による保健福祉分野における民間活力を活用した社会的事業の開発・普及のための環境整備事業結果資料を掲載

https://www8.cao.go.jp/pfs/jirei/tama01.pdf



塩崎恭久前厚生労働大臣が多摩市の糖尿病性腎症重症化予防事業を視察

平成29年度 保健福祉分野における民間活力を活用した社会的事業の開発・普及のための環境整備事業に、マディアの推進する糖尿病性腎症の重症化予防を目的とした「多職種連携による自己管理支援事業」が採択され、多摩市で計画策定が進行しております。 平成29年11月13日には、塩崎恭久前厚生労働大臣が多摩市を視察された際に、本事業のコンソーシアムメンバーである多摩市医師会より事業内容の説明を受け、事業を実施する薬局を訪問されました。


田村多摩市医師会長、藤井多摩市医師会理事より事業のご説明
田村多摩市医師会長、藤井多摩市医師会理事より事業のご説明


多摩市内の薬局を視察
多摩市内の薬局を視察



アッシュビルプロジェクト®視察


アッシュビルプロジェクト視察
アッシュビルプロジェクト視察

アッシュビルプロジェクト®(米国ノースカロライナ州アッシビル市)を2011年8月に視察しました。

地域医療における薬局の役割を期待している福井大学医学部附属病院薬剤部の中村敏明薬剤副部長にご一緒いただきました。

このプロジェクトを15年前に開始したDr.Dan.Garreett、Dr.Anna Garrett, Dr.Barry Bunting、Danの友人で、最初のクライアントになったアッシュビル市役所の保険財政を管理しているJohn Mile氏、アッシュビル市のBelamy市長、意義を理解し最初から協力した地域の医師の有力者Dr.Martinにはプロジェクトを開始したきっかけや、進める上で直面した課題とその対応、得られたLessons Learnedなど、非常に興味深いお話を伺いました。

日本でも同様な試みを企画中であることを伝えると、熱心に細かい部分までポイントを教えてくださいました。

国は違っても”薬剤師”は同じ想いなんだ、と胸が熱くなりました。また、アッシュビルプロジェクト®に参加し、実際に、薬剤師によるコンサルテーションを毎月受けている患者さんにも、お話を聞きました。

やはり、最初は、なんでドラッグストアの薬剤師が私の病気のコンサルテーションをするのか、戸惑いがあったようです。でも、特別に教育を受けた薬剤師と聞いて安心して面談すると、薬剤師の知識の深さに驚いたそうです。お二人の患者さんにあいましたが、印象的だったのは、お二人ともごく自然に、「薬剤師がいたから私はここまで回復した。すごく感謝している」といわれていたことです。

患者さんにこのように感謝されている担当薬剤師のDr.Anthony Pudloにもお会いして、どういう教育を受けたか、どのように介入しているか、医師とのコミュニケーションなど詳細に伺いました。他にも、プログラム全体の運営管理をするPPCN、アッシュビルプロジェクト®を端緒に、多地域での同様のプロジェクトを遂行しているワシントンの全米薬剤師協会も訪問しました。